そもそもぎっくり腰ってなに?

実はぎっくり腰の原因はひとつではありません。姿勢の問題。筋力不足。筋肉の柔軟性の低下。中には心因性のストレスが原因と考える先生もいます。竹林堂整体院としては「大腿四頭筋と大腰筋の短縮」が多くの原因であるとみています。

腰の痛みを考える

日本国内での調査結果で腰痛の原因と考えられる部位が

⒈椎間関節(ついかんかんせつ)性
⒉筋・筋膜(きんきんまく)性
⒊椎間板(ついかんばん)性
⒋仙腸関節(せんちょうかんせつ)性

このような場所に問題があったことが報告がされています。


もちろん原因が特定できる腰痛に限ったことなので、みなさまが日常的に抱えている腰痛とは原因も問題のある部位も異なる場合も多いのですが、ぎっくり腰に関しては筋・筋膜性の腰痛であることがほとんどです。

ただ挙げた4部位に問題があると強い腰痛に見舞われることが多いです。椎間関節と呼ばれる背骨と背骨を結ぶ関節がズレたり噛み合わせが悪くなったりすると「脊柱管狭窄症」という名前になったり、椎間板に強い衝撃を受けたりすると「椎間板ヘルニア」という名前になったりします。

急激な腰の痛みの全てを「ぎっくり腰」だと決めつけて放置するのはNG。

生死に関わるものは稀ですが中にはガンが原因で強い腰の痛みを誘発することもあるので、冷静に症状を確認した上で少しでも不安がある場合には必ずお近くの整形外科を受診してください。

ぎっくり腰の症状と原因

多いのは「前屈みのまま動けない」という症状です。


屈めた腰を伸ばそうと体を起こすと激痛が走る。前屈のままヨチヨチ歩き。半泣きで当院に駆け込まれる方も。トイレに這っていったというお話をされる方もいるぐらいの非常につらい症状です。


最初にも書きましたが竹林堂整体院では「大腿四頭筋」「大腰筋」の急激な短縮が主なぎっくり腰の原因だと考えています。


大腿四頭筋は太ももの前側。大腰筋は鳩尾ぐらいの高さの背骨と股関節の内側を身体の深いところで結んでいる筋肉。


それぞれ縮こまると体を屈めるように作用します。普段なら多少縮こまっても問題ありません。しっかりと体を動かしてもらうことでちゃんと元の長さまで戻ってくることができます。しかし急激に縮こまって許容範囲を超えた瞬間に簡単には戻ってこれなくなってしまいます。


タチの悪いことに急激な短縮は「重いものを持つ」などの”いかにも”な動作じゃなくて、些細な動きでも起こりえるのです。

ぎっくり腰の背景

突然起こると思われがちなぎっくり腰。


これまでの経験上、しっかりと動けていた方が急にぎっくり腰になることは稀です。
動けていた方がなる場合には急激に過度の負荷をかけた場合ぐらい。


それ以外の方は必ずと言って良いほど「大腰筋」の動きの悪さが隠れています。


うつ伏せになった状態から手を使わずに膝を脇の下に近づけるように引き上げてみましょう。


無理せず自然に引き上げられた膝の位置。それが腰ぐらいの高さにある方は若干動きが悪いです。動きのスムーズな方は胸ぐらいの高さまでは引き上げられると思います。


ぎっくり腰を起こす方はこのテストで腰ぐらいまでかそれ以下のお尻ぐらいの高さまでしか引き上げられない状態だったと考えられます。

予防と対応

大人になればなるほど太ももを高く上げて歩かなくなります。エネルギーロスのない無駄のない動きをしているとも言えますが、ももを上げるための筋肉は弱っていくし活躍の機会がないと動かし方もぎこちなくなってしまいます。

そうならないためには1日に数回で構いません。立った状態で膝を胸に近づけるように持ち上げる運動をするだけです。バランスを崩さないように手は壁についておくと良いと思います。


次にもう既にぎっくり腰になってしまった場合には、無理に体を捻ったりせずに、まずは太ももに刺激を与えてみましょう。強く押さなくても大丈夫。さするでもいいし叩くでも平気です。


太ももの筋肉が緩んでくれば体を起こせるかもしれません。ただ決して無理だけはしないように注意しましょう。起き上がれそうならゆっくりと体を支えながら慎重に動いてください。


起き上がることができたら(無理に背中を伸ばす必要はありません)、ごく軽くで良いのでゆっくりと足踏みをしてみてください。これも無理は厳禁です。痛すぎる場合にはもうちょっと安静が必要でしょう。楽な姿勢で太ももの刺激の方に戻ってみてください。


いける場合には徐々に足踏みを高くしていきます。何度も言いますが無理は禁物。無理のない範囲で動かしてみてください。

足踏みが問題なくできるようになればゆっくりと胸を張っていきます。コレも最初は苦戦すると思います。行けそうなら次もゆっくりと前屈みの体勢から起き上がってみましょう。

▼まとめ「ぎっくり腰」

  • まずは整形外科の受診を考える
  • 原因はいくつかあるけど基本的には筋肉の問題
  • 大腿四頭筋と大腰筋が大事
  • 予防と対策は安全に配慮しながら絶対に無理はしない

問題の解決には解剖学的な知識とロジカルな思考が必要となります。そのためぎっくり腰はプロでも苦手意識を持っている先生が多いです。


施術後もいきなりスッと問題がゼロになるわけではなく「立って歩けるようになった」「ちょっとまだ痛いけどだいぶマシ」という状態になることが多いので期待させすぎるのも微妙ですが、来たことを後悔することはないと思いますので、お困りの際は竹林堂整体院を頼ってみてください。


今回のお話は以上です。

このブログでは肩こりや腰痛にお悩みの方が少しでもラクになるような情報をお伝えしていきます。次の記事もご期待ください。

免責事項的なやつ

基本的に情報は精査した上で提供いたします。だけど、医学的、科学的根拠に欠ける自分の経験上の話なども含めることが多々ありますのでご容赦ください。

また掲載したセルフケアを行うとき、痛みが出る、痛みが増すようなことがあれば直ぐに中止して、医師の診断を受けてください。これを読んで実施したから症状が悪化したという場合も責任を負うことができないので、その辺だけは十分に注意してください。